いつかあなたと会うために…

2015年6月、息子を自死で亡くしました。いつも前向きで、一生懸命に生きてきた息子が自らいなくなるなんて未だ信じられません。
助けてあげることができず、本当にごめなさい。こんなお母さんを許してください。

息子の魂

昨日、息子のお墓参りに行ってきました。

主人の実家のお墓です。


主人とは別居して3年目。義父母とも折り合いが悪い。


息子を主人の実家に独り置いてはおけず、49日のときに位牌分け、分骨をしてもらいました。

私の実家には、まだ仏壇もお墓もありませんが、知り合いの仏壇屋さんに相談したところ、お墓も仏壇もいらない、位牌とお水と一輪挿しがあれば供養は充分にできると聞いて、位牌と小さな骨壷を私の元に置いています。


それでも、お墓にはお彼岸なので行ってきました。

私の家では、皆が集まるリビングに位牌と骨壷を置いていますが、主人の実家のお墓は小さい山の中の墓地で、息子は寂しいのではないか、寒いのではないか、会ったこともないご先祖様に遠慮をしているのではないかと思ってしまい、涙が止まりませんでした。


私の元に位牌も骨壷も息子の全ての荷物もある。弟妹もいる、ずっと私と息子は二人三脚で頑張ってきた…だから息子の魂は私の元にあると思っています。


息子の百日の供養のとき、義父母はそんなことはしなくてよいと言いました。主人の実家で供養をする事ができないので、お寺さんで供養をしてもらうことにしました。それなのに義父母は当日、のこのことやってきました。しかも、息子の位牌も何も持たず手ぶらで。私は小さいながらも位牌を持っていって供養をしてもらいました。

ただ、仏壇に入れられているだけの息子の立派な位牌。主人も義父母もどういう考えなのでしょうか?


主人の実家では充分に供養をしてもらえているかどうか分かりません。

最初は迷った位牌分けと分骨ですが、今となってはしていて本当によかったと思えます。


供養は形ではなく心です。

一生懸命に供養しても息子が帰って来ないのは分かっていますが、息子の魂は私の元にあると信じて、毎日、位牌と遺骨と写真に話しかけては涙をしています。


いつの日か息子が私を迎えに来てくれる日まで、毎日毎日話しかけます。