いつかあなたと会うために…

2015年6月、息子を自死で亡くしました。いつも前向きで、一生懸命に生きてきた息子が自らいなくなるなんて未だ信じられません。
助けてあげることができず、本当にごめなさい。こんなお母さんを許してください。

自転車

息子が使っていた自転車をリビングに置いてあります。

この自転車は、息子が大学に入学するときに私の母が買ってくれました。

赤のちょっとオシャレな折りたたみ式の自転車。

通学、バイト、自動車教習所、図書館、買い物、そして仕事に行くときにも乗っていて、いつも息子と一緒でした。

楽しいときも、辛いときも、いろんな気持ちで息子はこの自転車に乗っていたのでしょう。

この自転車を見ると、息子の色々な姿が思い出されて、息子がいなくなったことが、また分からなくなってしまいます。


まだ、どこかにいるような、また会えそうな、そんな気になってしまいます。


もう一度帰ってきて!

そして、『お帰り』と言って抱きしめたいです。