いつかあなたと会うために…

2015年6月、息子を自死で亡くしました。いつも前向きで、一生懸命に生きてきた息子が自らいなくなるなんて未だ信じられません。
助けてあげることができず、本当にごめなさい。こんなお母さんを許してください。

亡くなった日の出来事

息子が亡くなった日、私はなかなか息子に会いに行けませんでした。


仕事の関係上、県外で一人暮らしをしていた息子が発見されたのは朝8時半頃でしたが、私にはなかなか連絡がつかず、更に警察署に事情聴取に行っていたのです。

息子に会えたときには、何時かは分かりませんが、もう薄暗くなっていました。


私は直ぐに変わり果てた姿の息子を抱きしめ、何度も何度も名前を呼んで泣きました。その体はやせ細っていました。

どれだけ泣いたか分からない程泣きました。


私が息子のところに行ったときには、義父母が来ており、荷物を全部片づけてしまっていて、息子が最後にどのように暮らしていたか分からずじまいでした。

そして義父より信じられない事を言われました。息子の荷物のことを『もうゴミだから全部捨てて帰れ』と。


私は主人とは別居をしており、お互い実家に帰っていました。子供は全員、私と一緒に暮らしていました。


いくら一緒に暮らしていなかったとはいえ、よくもそんなことが言えるものだと腹が立って仕方ありませんでした。

このとき既に、息子が使っていた歯ブラシとコップはゴミ袋に捨てられていました。もちろん、拾って持って帰りました。言葉は悪いですが『お前が死ねクソジジイ』と何度も心の中で叫びました。


義父母とは、後にも色々と問題があり、ここで悪口を言っても仕方ないのですが、その問題もまたかかせてもらおうと思います。


この義父は孫である息子が亡くなっても、一粒の涙さえ流しませんでした。