息子が大学浪人をしていた年の母の日に、『今日は俺が夕食作るから、サッカーでも観に行ってきたら』と、地元Jリーグの試合を観戦に行かせてもらいました。
試合を観戦して帰ると、息子がトンカツを作ってくれて、テーブルにきれいに並べてくれていたことがありました。
今日、そんなことを思い出し、普段から良く気がつく優しい子だったなとあらためて感じました。
願いが叶うのであれば、もう一度笑いながら一緒に食事がしたいです。
お酒を飲みながら、いろんな話がしたいです。
2015年6月、息子を自死で亡くしました。いつも前向きで、一生懸命に生きてきた息子が自らいなくなるなんて未だ信じられません。
助けてあげることができず、本当にごめなさい。こんなお母さんを許してください。
息子が大学浪人をしていた年の母の日に、『今日は俺が夕食作るから、サッカーでも観に行ってきたら』と、地元Jリーグの試合を観戦に行かせてもらいました。
試合を観戦して帰ると、息子がトンカツを作ってくれて、テーブルにきれいに並べてくれていたことがありました。
今日、そんなことを思い出し、普段から良く気がつく優しい子だったなとあらためて感じました。
願いが叶うのであれば、もう一度笑いながら一緒に食事がしたいです。
お酒を飲みながら、いろんな話がしたいです。
息子が使っていた自転車をリビングに置いてあります。
この自転車は、息子が大学に入学するときに私の母が買ってくれました。
赤のちょっとオシャレな折りたたみ式の自転車。
通学、バイト、自動車教習所、図書館、買い物、そして仕事に行くときにも乗っていて、いつも息子と一緒でした。
楽しいときも、辛いときも、いろんな気持ちで息子はこの自転車に乗っていたのでしょう。
この自転車を見ると、息子の色々な姿が思い出されて、息子がいなくなったことが、また分からなくなってしまいます。
まだ、どこかにいるような、また会えそうな、そんな気になってしまいます。
もう一度帰ってきて!
そして、『お帰り』と言って抱きしめたいです。
高校二年生にもなる娘が『ママが死んだ夢を見た』といって泣いていました。
夢だと分かって、ホッとして、また涙がでたと…
息子のところに行きたいと思っているのを娘は感じとっているのでしょうか?
息子を自死させてしまった悲しみは、ずっと背負っていく覚悟ですが、やはり苦しいです。
今更考えても仕方のない、ああすればよかった、こうしていたらよかった…いつまで経っても同じ事ばかり考えてしまいます。
本当に息子に会いたくて会いたくて、そればかり考えて、最近何も出来ません。